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無題

いらっしゃいませ!
このブログは梛木と小海の二人で書くリレー小説サイトです。
ジャンルはサバイバル学園物?とりあえず学校の中で戦争やる話を書いてます^^

ではでは、ごゆるりとお楽しみください♪



『生存競争』 目次

 00  01  02  03  04  05(前編) 05(後編)  06  07  08  09
  10  11  12  13  14

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見取り図

前からちょこちょこ作ってた物が完成しましたー!

それがこちら!(クリックで拡大して見てください)
8f0baf5b.jpeg







小説の舞台である学校の見取り図です!
素人が作ったものなので、多少・・どころかかなり見づらかったり、建物の配置がありえないだろ!ってことになってますが、そこはフィクションということでww

ちなみに左下の「???」というところは、主人公達が入ったことがないからわからないということになってます。
べ、別にスペースが空いちゃったから適当に作ったってわけじゃないんだからね!;;


とりあえずこれを見取り図その①ということにして、これから時間があれば各校舎内の図面とかも作っていきたいです。
・・・計画倒れに終わるかもしれませんけどね!

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13 罠

 戦争初日。午前10時30分。
 千岡湊の動向。
++++++++++++++++++


「しかし・・・今だにあんな不良はいるもんなんだなぁ」
 例の不良を撃破した後、湊はすぐに旧部室棟から離れることにした。使い慣れない鉄パイプでは、もしも複数の敵に見つかった場合危険すぎる。
 そう思って走り出したはいいが・・・いったいどこへ行けばいいのか。
 とりあえず見渡す限り人の姿は見えないから、たぶんほとんどが屋内にいるのだろう・・。だとすると屋外にいた方が安全なのか?だったら茂みの中とかに一旦隠れて、十分作戦を練ってから校舎内に入ることにするか・・。
 などと考えながら走っていると丁度校舎裏の花壇が見えてきた。普段は主に園芸部などが手入れしていて、今は秋らしくキンモクセイなどが咲いている。そのそばにはあつらえたかのように、いかにも隠れやすそうな茂みがあった。
 まさか園芸部が『戦争』用に植えたんじゃないだろうな・・とか思いつつ、湊が茂みに一歩足を踏み入れると、

「わ、わぁぁっ!!」

 ドンッ、と逆に中から突き飛ばされた。


+++++++++++++++++++++++++
園芸部の茂みはドラクエのミミック仕様だったようです。

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12 テカり

戦争初日 午前10時30分
白羽 逃覚の状況
*************************************************
にしても、ここ、ホルマリンの臭いはこもってるわ、ホコリは舞ってるわ・・
やっぱ最悪だな。あー鼻水でそう~咳でそう~~~オレは呼吸器官は弱めなんだよなぁ
咳なんか出したら、いくらここでも、誰かに気づかれるかもだし。ここまで酷いんだったら、戦争の前に掃除しとくんだった・・・
まぁ、もう少ししたら、ホコリも落ち着いて、ホルマリンにも慣れると思うけれども、一つ、どうしようもないことがある。

退屈だ。

あーあーあーひーまーだーーーー
フツウのときにこんなに時間あったら、まようことなくゲームしてんだけどなぁーー
今は戦争中。そんな暇つぶしのものなんか持ってるはずもない。
ここにある、ホルマリン、剥製、模型。。理系ヲタのやつならこれみて楽しむことができるんだろうけれども、オレには到底できん。なんかないのかねぇ・・

あ、
そういやあ、武器(?)として貰った楊枝、よく見てなかったな。
えーっと、たしか、ここら辺にしまっておいた、ハズ。。かばんを探る。暗くてよくみえない。
お、あったあった感触的にこれだろう。
キッチキチにつめられた中から一本取り出す。
よくわかんないけど、フツーの楊枝っぽいよなー違うとこっつったら、なんとなーく先っちょがてかってる感じがするくらいかなぁ?

ん?ま、まさか。。。このテカり・・・

使用済みだったのかぁぁぁぁぁ!!

しかも誰ともわからんやつの唾液がたっぷりついた。。
しかも乾いてないってことは、つい最近つかったやつじゃん!ww
拭けば使えたりもするか??ww使わないけどなwそう思い、ジャージの裾で楊枝をぬぐった。

とたん


ぬぐっていたはずの裾の感触が「消えた」

ん?どうなったんだ?暗くてよくわからん。
そのことを確認したいがために、敵のことを忘れ、無意識に扉を開けてしまった。

裾を確認するよりも先に、敵を確認できた。
**********************************************************
ジャージほしい。

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11 趣味と技能

 戦争初日。午前10時10分。
 千岡湊の動向。
++++++++++++++++++

 入ってきたのは男子生徒だった。
 スキンヘッドにだぼだぼなシャツとズボン、そしてつりあがった目も合わせて、『不良』の二文字を体言したような人物である。
「おいおい、『戦争』はじまってすぐオレに会っちまうなんて、ツイてねーなぁ」
 その生徒はニヤニヤ笑って、片手に持った武器を湊に向けた。
 バチバチ、と音をたてるそれは黒光りするスタンガン。湊は知りもしないが、これは普通の護身のための物ではなく、『戦争』のために用意された殺傷能力の十分にある「武器」としてのスタンガンだ。
 対する湊は鉄パイプと……使いようもない定規のみ。チャイムが鳴ってからまだ10分もたっていないというのに、いきなりのピンチである。
 湊は黙って、鉄パイプを竹刀を持つように構えた。男子生徒はそのまま笑いながら言葉を続ける。
「ヒトゴロシなんて趣味じゃねーけど、オレも生き残りたいんで」
 お前、ここで死んでもらうぜ。
 と、不良の男子はそう言葉を続けて、一気に彼女にスタンガンを押し当て、湊は哀れにも感電死…………となるはずだった。
 少なくとも男子生徒はそうするつもりだったし、そうなると思っていた。

 ――――後頭部をいきなり殴られ、気絶するまでは。

「お……あぁ……?」
 台詞の続きを言うどころか、その一瞬に何が起こったのかもわからないまま、不良男子は気絶し、固いコンクリの床にうつ伏せに倒れこんだ。
 大柄な体のせいもあって、ドスンッ、と結構大きな音を立て、ついでに周りに立てかけていた古いバットなんかも振動で地面に倒れた。
「むぅ……予想外に大きな音が立ってしまったな。やはり鳩尾を狙うべきだったか……?」
 そして倒れた男子生徒の後ろに立つ湊は、特に何の感慨もなさげにそう呟いた。
 ……この一瞬に何が起こったか。言うまでもない。
 湊は男子生徒の背後に回り、鉄パイプを思い切り相手の後頭部に振り下ろしたのだ。
 ただ男子生徒がそのことに気づかなかった、否、気づけなかっただけのことである。
「……うん。この鉄パイプも真剣ほどではないがそこそこ役に立つな。実戦は初めてだが、ここまで出来ればまぁいいとしよう。 さて、さっきの物音で誰かが来てもマズい。武器も手に入れたし、さっさと別の場所に移動するか」
 そう言って、開きっぱなしだった部室のドアをくぐって外へ走り出る。
 気絶しただけの男子生徒は幸運なことに、いきなりの戦線離脱とはならなかったが……。
 この攻防が、千岡湊の17年の修行の成果を表していた。


 彼女にヒトゴロシの趣味はなかったが、ヒトゴロシの技能は十分すぎるほどあったのである。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 友達発案のスキンヘッド君にはかませ犬になってもらいました。ゴメンなさい。
 ……ところでこれって、戦闘シーンって呼べるのか?

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