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梛木&小海
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生存競争2010年4月18日設立。友達2人でまったりオリジナルリレー小説書いてます。2010.06.02 Wed 23:40:05 07 戦闘準備「確かにこれは……棒状だがなぁ…………」 引き当てたプラスチックの透明な定規を片手に、正直絶句するしかなかった。 噂には聞いていたがまさかここまでとは……。 まったく……これ以上ヒドイ武器なんてないんじゃないだろうか?たった15cmの棒で何をしろというのだ。 「まぁ、過ぎてしまったことはしかたがない、か……」 いつまでも定規を片手にフラフラしていても仕方がない。理想からはだいぶ離れた武器になってしまったが、これも自分の運が悪いせいなのだ。過ぎたことは過ぎたこととして、きっぱり諦めなければ。 「にしても、どこへ行くべきかな……」 『戦争』は、参加者全員に食料と武器が渡されてから30分後にスタートする。開始の合図はいつもは授業の始まりや終わりを告げるチャイムの音なので、聞き逃す心配はまずない。 だから本来なら武器を手に奇襲のしやすそうな場所などでスタンバイしていようと思っていたのだが……。こうなってはその計画は何の役にも立たないだろう。 いったい何をするべきか。考えている間にも食料と武器の受け渡しは進んでいる。このままこうやって悩んでいてはチャイムが鳴ってしまいそうだ。 「まず優先すべきは……やっぱり武器の調達、か」 一応この17年間、修行に修行を重ねたおかげで素手でも戦えることは戦えるのだが、当然武器があった方が心強い。 しかし他人から奪う、というのは難しいだろう。いくらなんでも素手で武器を相手とるのは厳しい。仮にできたとしても無傷というわけにはいかないだろうから、この案はナシだ。 ではどうするか……。 「やっぱり、探すしかないな」 言うまでもないが、敷地内に銃器やら刃物やらがごろごろ転がっているわけではない。 けれど極端に例えれば、教室の机や椅子だって投げつければ立派な凶器になるように、普通に学校内にあるものでも武器になるようなものはあるはずだ。少なくとも定規よりは使える何かが。 「すると、めぼしいところは剣道場の竹刀……それから野球部のバットぐらいか?あとはまぁ……弓道部の弓も使えないこともないか」 だが恐らく自分と同じことを考える人間は多いはずだ。ならば武器として使えそうな物はすでに誰かに取られている可能性が高い。 ならば、自分が行くべき場所は――。 西門近くの旧部室棟。 というわけで、武器調達のために湊は走ります。 ちなみにまだ『戦争』が始まったわけじゃないですよ~ PR 2010.05.25 Tue 23:01:34 06 昨日の就寝時刻は午前3時校長の話が延々と続く、緊迫した空気の中で、逃覚は・・・・ 寝ていた。 しかも、いびきをかき、口の横に透明の液体を垂らしながら。 起きる気配は・・・皆無だった。 「おい、白羽!!何をしている!起きんか!!」 先生の怒声が耳に響く。ああ、もー耳いてぇって、先生。 ん~?あ、オレ寝てたのか。どうりで眠いわけだ。やっぱ昨日深夜までゲームするんじゃなかったかな~ でもさ、もうゲームできないかもじゃん? 「さっさと立たんか!!」 怒声はまだ続いていた。 うっるさいなぁ~なに、立てばいいんでしょ、立てば。 そうふてくされながら、逃覚は寝ぼけ頭のまま、立ち上がった。 先生に言われるがまま、部屋の扉の前に連れて行かれた。 「13番 白羽逃覚 入れ!」 呼ばれたよね、今。 んじゃま、入るとしますか。 「これを」 なんだこれ?リュック・・・?地味に重たいんですけど 「それでは、武器の選択を」 目の前に箱が置かれてる。んー? 「これ、引けばいいんすか?」 「そうだ」 なんか返答冷たいなーー顔怖いまんまだしさ。 手を突っ込む。紙が手に当たる。よ~しこれだぁ~ 《爪楊枝》 えっとぉ。。 つま、よう、じ。。。。。????!?!?!?!?!!!!!!?? ようやく逃覚は目を覚ました。 *********************************************** これ完璧武器じゃないっすよねwwww 2010.05.10 Mon 21:53:18 05(前) スタートラインは15cm
『戦争』のルールは何年も前からずっと教えられてきたので忘れるはずがない。 「ルールの確認はこれで以上です。ではこれより、戦争開始前の準備に移ります。1組の生徒から出席番号順に、別室にて武器と食料の受け渡しを行ってください」 2010.05.10 Mon 21:51:35 05(後) スタートラインは15cm
《プラスチック製15cmものさし》 …………。 2010.05.05 Wed 01:29:56 04 どうせ、オレは。。うっとおしい授業も終わり、放課後が始まった。 |